遺産分割協議の流れとは
2024/07/08
遺産分割協議とは被相続人の財産を各相続人にどのように分配するかを話し合う手続きです。
亡くなった方の遺産を分割をする際、相続人同士で揉めたくないですよね。
そこで本記事では、遺産分割協議の流れについて解説します。
遺産分割協議の流れ
①相続人を確認する
遺産分割協議をするために、まず相続人を確認しなければなりません。
被相続人の戸籍謄本や公的書類などを見て、相続人を確定させます。
また、遺産分割協議には相続人全員の参加が原則ですが、電話やメールで話し合うことも可能です。
相続人が未成年者の場合は遺産分割協議ができないため、法定代理人を決めることも必要です。
②遺産内容を確認する
相続人の確定と同時並行で進める必要があるのが、遺産内容の確認です。
遺産分割協議で、分配する遺産の内容を確定させます。
預貯金や不動産ばかりではなく、借金や負債も遺産に含まれますので注意しましょう。
③遺産内容の評価
相続される財産について、金銭的価値の評価をします。
特に不動産などは不動産鑑定士に依頼して、公正な鑑定評価のもと遺産分割が必要です。
④各相続人の相続分の確認する
遺産内容の確認と評価が終わったら、各相続人へ分割される具体的な金額を確定します。
特別受益と寄与分がある場合には、具体的な分割額を調整する必要があります。
⑤遺産分割協議書を作成する
遺産分割協議で決まった内容を遺産分割協議書に記載します。
誰がどの財産を相続するかを、正確に記載しておくことが大切です
まとめ
遺産分割協議とは、相続人同士で遺産を誰がどのように分割するかを話し合いうことです。
協議で作成された書類はあらゆる相続手続きに必要となるため、早い段階で作成できるよう調整を進めましょう。
広島市の『田村司法書士事務所』は豊富な経験を活かし、さまざまな相続のお悩みに対応します。
相続に関する相談なら専門家が丁寧に対応しますので、お気軽にお問い合わせください。