遺留分とは?
2024/08/15
遺留分は、相続における重要な概念の一つです。
相続は何度も行うものではないため、遺留分が何かご存じない方も多いでしょう。
この記事では、遺留分とはどのようなものかについて解説します。
遺留分とは
遺留分とは、相続人が遺産を分ける際に最低限保障される財産の割合を指します。
つまり、亡くなった方の財産を相続する際、法律によって相続人が確保できる最低限の権利です。
遺留分は、配偶者や子供などの特定の相続人に対して、法律で定められています。
遺留分を有する人
遺留分を有する人は、亡くなった方の配偶者・子供・親・兄弟姉妹など、法律で明示された特定の相続人です。
それぞれ相続人に誰が何人いるかによって、遺留分の割合が決められています。
例えば、配偶者のみの場合は遺留分が1/2です。
配偶者と子供が1人の場合は、それぞれ1/4に設定されています。
遺言書がある場合
遺言書が存在する場合でも、遺留分は法律によって保護されています。
したがって、遺言書が遺留分を無視していても、遺留分を有する相続人は権利の主張が可能です。
まとめ
遺留分は、相続人が遺産を分ける際に最低限保障される財産の割合のことです。
配偶者や子供など、特定の相続人に対して法律で定められており、遺言書の内容に関係なく保護されます。
相続時の分割割合で気になる部分がある場合は、まずご自身にどの程度遺留分があるのか確認しましょう。
『田村司法書士事務所』は、広島市で相続に関する相談を承っています。
豊富な経験を活かしてサポートいたしますので、いつでもお問い合わせください。