遺言執行者の役割とは
2024/04/17
遺言執行者とは、遺言内容を的確に実現するため手続きを行う方のことです。
遺言執行者を選任することで、スムーズに遺産相続ができるでしょう。
そこで本記事では、遺言執行者の役割について解説します。
遺言執行者の役割
相続人の確定
遺言執行者は戸籍謄本や公的書面から調査をおこない、相続人を確定させる必要があります。
相続人の確定後、遺言執行人に就任したことと財産目録を相続人全員に送らなければなりません.
財産目録の作成
財産目録は、相続人が相続方法を検討するために必要です。
遺言執行者には財産目録の作成が義務化されており、速やかに取り掛からなくてはいけません。
銀行口座解約または名義変更
相続財産は預貯金が含まれている場合がほとんどで、遺言執行者は預貯金口座を解約または名義変更する手続きが必要です。
手続きに必要な書類には有効期限があり、3カ月から6カ月と金融機関によって異なるため注意しましょう。
不動産の相続登記
相続財産に不動産がある場合、相続人の名義に変更する相続登記を行う必要があります。
不動産の相続登記には戸籍謄本や住民票以外にも必要となる書類が多いため、相続の専門家に依頼するとスムーズでしょう。
まとめ
遺言執行者は相続人の確定後、速やかに財産目録の作成を行う必要があります。
銀行口座の解約や不動産の登記など複雑な手続きも多いため、専門家にサポートを依頼するといいでしょう。
広島市の『田村司法書士事務所』は、これまでさまざまな相続問題を解決してきました。
不動産登記や相続手続きなどに迅速に対応いたしますので、お気軽にお問い合わせください。