遺産分割のルールとは
2024/06/15
「遺産の相続が発生したが、分割方法にルールはあるのか」と、気になっている方もいらっしゃると思います。
トラブルを避けるためにも、遺産分割におけるルールと方法について知っておくと安心です。
そこで今回の記事では、遺産分割のルールについて解説します。
遺産分割のルール
遺言書が残されている場合は内容に従う必要がありますが、遺言書がない場合は遺産分割協議をする必要があります。
話し合いによる分割協議
遺産相続には「法定相続分」という、民法で定められた分割割合がありますが、話し合いで合意すれば割合を自由に決められます。
しかし、一人でも欠けると協議自体が無効になるので、注意しましょう。
決まらなかった場合は調停が行われる
相続人のみでの話し合いで決まらなかった場合、家庭裁判所の調停委員が立ち会い、さらに話し合いが必要です。
事情聴取や必要書類の提出によって相続人の希望する分割比率を把握し、解決案の提示や必要な助言を行います。
相続期限に注意
相続開始から10年が経過すると、特別受益や寄与分を加味した相続ができなくなり、法定相続分に従って分割しなければなりません。
特別受益や寄与分の主張がある場合には、10年以内に遺産分割を進めるようにしましょう。
まとめ
遺産分割のルールとして、遺言書がある場合は遺言書に従う必要があります。
遺言がない場合は遺産分割協議を行う必要があり、特別受益や寄与分の主張があるなら10年以内に遺産分割を行いましょう。
広島市にある『田村司法書士事務所』では、相続に関するサポートを行っています。
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